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弁護士 古川拓からのメッセージ

情熱の大肯定

ビデオレンタルで,映画を借りてきて観ました。

私はいわゆる「青春モノ」が好きで,一般的には「ハズレ」といわれそうな作品でも,わりと感動をもって観たりしています。

今回借りて観たのは「うた魂(たま)」

「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」と同じ「学園青春コメディ」とでもいうジャンルです。

私が知る限りメジャーにはなっていないようなので一般受けはしなかったのでしょうが,コーラスや合唱が結構好きだったこともあり,気持ちよく観ることができました。

夏帆演じる主人公の自意識過剰・妄想ぶりが,自分の中学・高校生だったころを思い出させ,「あぁ,自分もこんな風に日々妄想に耽っていたなぁ」と恥ずかしくも微笑ましかったのですが,一番印象に残ったのは,ゴリ演じるヤンキー番長が言う,この言葉でした。

 

「必死になってる顔に疑問を持つようなヤツは,一生ダセェまんまだ!」

 

そうです。私が「青春モノ」が好きなのはこれだからです。「情熱の大肯定」とでもいうべき,この堂々さ。

もちろん,必死になりさえすればいい,ということではありません。必死にならないとダメ,とも思いません。

しかし,(特に若者が)ひたむきになれること,ひたむきになること,それ自体をまずは賞賛したいと思うのです。

仕事でも何でも,情熱をもって取り組むことで見えてくる,そういうものが確かにあると思います。

 

弁護士の仕事をしていると,情熱を持つことがとても大切だと実感することがしばしばあります。

人同士の事件はもちろん,会社の事件であろうと,弁護士の仕事は人と人とのトラブルを整理し解決するものです。

そして,いくら法律の問題を扱うといっても,人間社会の問題は最後は心と気持ちの問題であることがとても多いです。

人のことを想う熱い思い,不正を憎む正義感,思いを叶える事に向けたひたむきさなどが,状況を好転させていくことが少なくありません。

もちろん,私自身の情熱は,中学生や高校生とはまた異なった形での表し方になっているでしょう。

しかし,根っこのところでは同じだと感じ,シンパシーを感じているのです。

 

コメディも交えて軽快に,しかしハートはあくまで熱く,そんな「青春モノ」を共感しながら観ています。

(2009/01/31)

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