京都府の桂駅前にある,西京区,右京区,亀岡市,向日市,長岡京市,大山崎町など洛西・乙訓地域の弁護士事務所

アクセスマッププライバシーポリシー

弁護士 古川拓からのメッセージ

「いのち」の問題に取り組むこと(2)

(1)に続いて,ここでは,事件に取り組む中で実感することについて,書きたいと思います。

弁護士が事件に取り組む場合,多くの場合は,ご本人からお話をうかがって,事態を把握し,方針を立て,実行していきます。

しかし,ご本人が亡くなられた場合,それはできません。

そこで,「いのち」の問題に取り組む場合の多くは,ご本人の「あしあと」をたどることで,ご本人を際だたせる営みを行うことが,大きな割合を占めてきます。

やりとりしたメール,日記,仕事上で作成した文書,走り書きのメモ・・・

その他,亡くなられたご本人が遺して行かれた「あしあと」を,手段を駆使して丹念に拾い集め,整理させていただく中で,ご本人の行動や思いが浮かび上がってきます。

そうなれば自然とその中で,私自身がお会いしたことのないご本人の人となりや悩み,がんばりなどにも触れることになります。

「この時,この人は,こんな状態で助けもなかったのか。さぞや辛かったでしょう」

「これだけ働いていたなんて,本当にしんどかったでしょう」

「本当に最後の最後まで,あきらめずにがんばっていたんですね」

また,ご家族と一緒に「あしあと」を囲んで打ち合わせを重ねる中で,ご本人が真ん中にいるような,そんな思いに陥ることがあります。

ご家族が体験された事実を陳述書などにまとめている際も,ご本人は決してそこにいないのだけれど,同じ思いになることがあります。

そういう営みの中で私自身が得た「共感」を基礎に,最初は茫漠としていた「事実」が,暁光のように浮かび上がってきます。

ご家族や私自身が抱いている「共感」を,どのようにして他者(裁判所や相手方など)に理解してもらえるように構成するか。

想像力と構成力が要求される,弁護士としての腕の見せ所,です。

こうやって,「あしあと」(=証拠)を集めて整理し,「事実」に構成していく。

その過程の中で,何が真実か,誰が責任を負うべきか,再びこのようなことが起きないためには何が必要なのか,などが少しずつ明らかになっていきます。

ご家族がそういった過程の中で,断ち切られてしまった家族の関係を再び構築して行かれることも多く,とても心があたたまります。

もちろん,ご本人が亡くならずに生きていて,共にがんばれた方が良かったと思います。

しかし,起こってしまった取り返しのつかない状態の中で,ご家族が事実をつきとめ,ご本人の名誉を取り戻す営みを取り組まれる際,私たちを必要とされるなら,一生懸命お手伝いしたいと思っています。

それもまた,ご本人の「喪」に欠かせない,大切な営みだと思うのです。

(2008/09/11)

京都の弁護士 古川拓のひとりごと

自己紹介

他の声もご覧ください

事務所コンセプト

    阪急桂駅西口すぐの,地域に密着した弁護士事務所です。

    身近なトラブルから専門的紛争まで,ていねいな相談からはじまり,納得の解決に導きます。

     

    (取り扱い分野)

    交通事故,医療事故,介護事故,解雇,過労死,過労自殺,労災事故(労災申請,審査請求,行政訴訟,民事責任など),相続,遺言,遺産分割(協議・調停・審判,遺留分,寄与分,特別受益など),離婚,親権,成年後見,任意後見,不動産取引,欠陥住宅,借地借家問題(明渡,賃料増額,賃料減額),先物取引,証券,借金問題(自己破産,過払い金返還),環境問題,住民訴訟 その他

     

    (業務取り扱い重点地域)

    京都市西京区,京都市右京区,京都市下京区,京都府向日市,京都府長岡京市,京都府乙訓郡大山崎町,京都府亀岡市,京都府南丹市 その他京都府全域 全国

     

    まずはお気軽にご相談下さい!!

    駐車場あります。詳細はお問い合わせ下さい。